夏の着物と暑さ対策
2017.07.25

見上げる女性夏に着物を着る時、心配なのはその気温ですよね。着物は肌着、襦袢、着物と、少なくとも3枚を重ねて着ますので、薄着の洋服を着ていても汗をかくような暑い日には、着物を着ているとさらに暑く感じるでしょう。そんな暑い夏に少しでも快適に着物でお出かけをするには、どのような対策をすれば良いのでしょうか?
まず、夏の着物には、絽、紗などの種類がありますが、できるだけ化学繊維(ポリエステル)のものではなく、絹や木綿、麻などの自然素材のものを選ぶ方が、着用した時に涼しく感じられるでしょう。特に木綿や麻の着物は、吸汗性が良く汗をかいてもサラッと着られるのでおすすめですよ。帯も同じく、夏物の清涼感のあるものを選びましょう。
実際に着物を着る時には、着付けに使う小物(半襟や帯板など)にも、夏用のメッシュ素材で涼しいものがありますので、それらを使用すると良いでしょう。襦袢の下に着る肌着も、汗取りパッドが付いたものにしたり、嘘つき襦袢と呼ばれる肌着と長襦袢が一体化したもので着物の下に着る枚数を減らせば、少しでも涼しく感じることができますよ。また、汗で足と足がひっついたりベトベトする不快感は、下にステテコなどを履けば軽減できるのでおすすめですよ。着付けで少しでも着物を涼しく着るには、汗をしっかりと吸うように対策をすることが大切だと覚えておきましょう。
また、暑い日に着用したあとの着物は、まずは脱いだらすぐに部屋で干してなるべく汗を飛ばし、早めにクリーニングの丸洗いに出した方が良いでしょう。着物の汗ジミは、時間が経てば経つほど染み込んで取れにくくなってしまいます。お気に入りの夏着物をたんすから出したら、しまう時にはなかった脇の汗ジミが浮き出ていた…なんてことのないように、脱いだ時には汚れがなくても、クリーニングには出しておくことをおすすめします。夏の着物は日頃のケアによって長持ちするかどうかが決まりますので、特に気を付けたですね。
夏の暑い日にこそ、涼し気な顔で着物を爽やかに着こなしている人を見ると、とても粋で美しく感じますよね。選ぶ着物や着付けの方法などによって、夏の着物でも快適に過ごすことはできるものです。自分でできる着付け対策をして、あとは涼しい顔で上品に汗を拭う仕草ができれば、きっと周りの人たちはあなたの着物姿に爽やかな印象を持つでしょう。暑さ対策を万全にして、暑い夏も着物でお洒落を楽しみましょう。

▲ ページトップへ